螺旋を描く蝶 文言ver.

彷徨う森の外れに ひとひらの灯
有灯憧憧 彳亍 林外
酔いの様に揺らめいて 私を誘っている
醺然飘摇 诱我来斯
重ねた時の数程 増えてゆく 焦がれが
经岁流年 愁绪平添
忘れかけたあの空の 碧さを纏う
存乎其上碧落 绀珠无处
この道を つたい戻れば 同じ景色が待つとしても
纵于此间来归 俟之光景无二
広げた 羽はもう止められない
极天宇之所穷 轻羽亦无所止
もう二度と魅ることない 願いを皆捨てて
既已清明 尔其宿愿尽绝 直前不顾
大空を羽ばたき螺旋を目指した
面旋振翅于中天 以为我所求
三たびと 踏むことない 大地に弧を描く
厚土三度 未曾涉足 今我来斯 且绘此弧
その身は 雲の一つとなるでしょう…
咨尔此身 一隅苍旻 其上片雯云尔
微睡み瞳閉じれば 幾千の花びら
且阖秋水 散华千重
風を跨ぎ瞬いて 憐み唄う
逡巡临风 是时怜歌行彻
どの花を 想い望めど 同じ定めが待つとしても
天命有在 殊致同归 伶俜其华 愿得以偿
地上は囁き 私を呼ぶの
嗟尔坤仪 唤我如兹
もう決して知ることない 地上に芽を伸ばす
况乎绝然不知 四野葳蕤 新绿莘莘
空へと導く 光を目指して
中天清辉之所向 亦尔我所求
確かな木漏れ日に 小さな葉を翳す
其叶萱兮 诚然昂首 之于枝间流光
その実は 種の一つとなるでしょう…
伊彼丰实 时过境迁 纯乎嘉种尔尔
もう二度と魅ることない 願いを皆捨てて
既已清明 尔其宿愿尽绝 直前不顾
大空を羽ばたき螺旋を目指した
面旋振翅于中天 以为我所求
三たびと 踏むことない 大地に弧を描く
厚土三度 未曾涉足 今我来斯 且绘此弧
その身は 雲の一つとなるでしょう…
咨尔此身 一隅苍旻 其上片雯云尔